|

毎年8月の第4日曜日
硯水不動尊の祭りが
大々的に行なわれます。 |

源頼朝公が富士の巻き狩の際、不動尊の境内より湧き出る岩清水に矢立の
筆をひたして妻の政子の方に便りを書いて送り、それからこの不動尊が、
硯水不動尊と呼ばれる様になったと伝えられております。
非常に古い時代からこの湧水が万病に効く霊水であると里人から言い伝えられ大切に
守られて参りました。今から100年ほど前、地域の人たちにより湯治施設として開湯され
この地方で一番古い湯治場として利用されて参りました。
農閑期の疲労回復、かぶれ、やけど、疣(イボ)などの皮膚病への効果は抜群でした。
戦後の一時期、山梨県郡内地方で盛んだった染色業に携わった人々のほとんど
が染色助剤オクテックスにより、極めて悪性の皮膚病にかかり大きな社会問題に
なった事がありました。医者も匙を投げ、最後には「不動湯へ行きなさい」と云わ
れ大勢の人が不動湯で治ったと言われ、それから奇跡の湯として多くの人に
知られるようになりました。
昭和48年、当時の財産区、連合自治会の皆さんの大きな努力により、改築され
公営施設不動湯として現在の形が整えられました。
近年はアトピーに効果があると言われ、テレビや雑誌で紹介され、近県の人や
遠く中京・関西等からも尋ねて参られ、ご利用をいただいております。
又、不動尊の水(霊水)を求めてくる人が毎日列をなしております。 |